2012年08月31日
愛する人と別れる・・

この世には、
「生」「老」「病」「死」
の四苦の苦しみに加えて、
嫌な人と会う苦しみ(怨憎会苦)
愛する人と別れる苦しみ(愛別離苦)
求めても得られない苦しみ(求不得苦)
肉体煩悩が燃え盛って、思うようにならない苦しみ(五陰盛苦)
があります。
こういう四苦八苦の苦しみから、
この世の人間は、
そう簡単には逃れられません。
この苦しみから逃れるためには、
霊的な人生観を持ち、
実相の世界の視点から、
この世を捉えなおすことが
きわめて大事なのです。
仏教は
「この世は苦しみの世界である」
ということを説いていますが、
最終的には、
「執着を絶て」
ということを繰り返し、
いろいろなかたちで説いています。
これは実際に、
この世からあの世へ、
異次元へと移っていく際に
必要なことなのです。
高次元世界に還るためには、
この世的な執着を
捨てなければならないのです。
『霊界散歩』
第一章 あの世への旅立ち
P39より
2012年08月31日
海外旅行の・・

仏教は、
「諸行は無常である」
「この世は仮の世である」
と繰り返し説いています。
それはどういう意味かというと、
「本来の世界は、あの世の世界であり、この世には、海外旅行のように、一時期、来ているだけなのだ。赤ちゃんとして生まれて、人生修行をし、いろいろな人と出会い、さまざまな経験をしながら、新しい人生を築き、新しい個性を身につけて、あの世へ還る。そういう修行をするために、この世に来ているのだ」
ということです。
この認識を、
きちんと持っていただければよいのですが、
学校の教科書や参考書には、
どれを読んでも、
このようなことを書いてあるものはありません。
そのため、
「古い時代の人の思想だ」
「迷信だ」
と思っている人のほうが
多いのではないでしょうか。
しかし、
厳しいことに、
死後には、
「その人の、この世における思いと行い、考えたことと行動したことが、真理価値に照らしてどうであるか」
ということが的確に判定されます。
『霊界散歩』
第一章 あの世への旅立ち
P33より
2012年08月30日
心霊番組を・・

いちばん困るのは、
死んであの世に還ってからも、
「自分は、死んで霊になり、あの世で生存している」
ということを
認めない人がいるということです。
こういう頑固者は、
救うのがとても難しく、
難儀をします。
彼らが、
死んであの世に還り、
天使や導きの霊人たちが、
「どうだ、これで分かっただろう」
と言っても、
どうしても認めません。
彼らは、そこを、
あの世だとは認めず、
この世だと言い張るのです。
「何かの薬のせいで幻覚を見ているのではないか」
「自分は夢を見ているのではないか。これは夢の世界なのだ」
などと言い張る人もいます。
ここまで来ると、
もうどうしようもありません。
こういう人に対しては、
本人が
「この世ではない」
と分かるまで、
しばらく時間をかけるしかないのです。
したがって、
できるだけ、
この世に生きているあいだに
真理を知っておいていただきたいのです。
まったく真理の知識を持っていない人は、
なかなか救えません。
浅い知識でもよいので持っていてほしいし、
「ばかげている」
と思っていても、
お盆のころの心霊特集など、
心霊番組をたまに観てくれたほうが、
ありがたいのです。
『復活の法』
第一章 生死を超える道
P28より
2012年08月30日
才能に嫉妬して・・

会社や組織のなかで
成功するためには、
「上司を尊敬する」
ことが大切ですが、
「部下を愛する」
ということなくして
成功する人もまたいません。
「部下を愛する」
とは、どういうことか、
分かるでしょうか。
それは、
「その人の持つ、よいところを伸ばしてやる」
ということ、
また、
「悪いところがあったら注意する」
ということです。
その際に、
いちばん気をつけなければならないことは、
「部下の才能に嫉妬してはならない」
ということです。
ほんとうに偉くなっていく人というのは、
「才能を愛する」
という傾向を持っています。
自分にない才能を持っている人を愛し、
自分にない素晴らしい面がある人を愛し、
そして、
育てていこうとする気持ちがあります。
自分より優れた人物を配下において
それを自慢にするぐらいの
高い心境にならなければ
いけないということです。
そのくらいの心境になって初めて、
その人も出世していけるのです。
「成功の法」
第四章 ビジネス成功法
P123より

2012年08月29日
上司を尊敬できない・・

「上司を尊敬できない人は、出世することはない。成功することはない」
と思っていただきたいのです。
それは、結局、
「トップの判断を疑っている」
ということと同じだからです。
自分の上司を引き立てた人は、
その上にいるのであり、
最終責任は社長にあるわけです。
その社長が嫌いであるならば、
その会社にいて
成功する見込みはないということです。
それは、
その会社が悪いのでも、
あなたが悪いのでもなく、
「合わない」
ということです。
したがって、
その世界において、
その組織のなかにおいて、
成功しようと思うならば、
まず、
自分の上に立つ人を
尊敬することです。
「成功の法」
第四章 ビジネス成功法
P121より

2012年08月29日
ビジネスで成功しない・・

ビジネスで成功しない人というのは、
結局において、
上司を尊敬していないのです。
確かに、
上司となっている人にも、
人間的な欠陥はあるでしょう。
欠点もあるでしょう。
あなたから見ていて
不満に思うことは
いくらでもあるでしょう。
ただ、
そうでない面もあるのは事実なのです。
そして、その人が
自分の上司をしているということは、
その人を
「有能な人間だ」
と判定している人が、
またその上にいるということなのです。
したがって、
もし、あなたが、
上司を完全に無能呼ばわりし、
「まったく取るに足らない、欠陥だらけの人間である」
と思うなら、
あなたは、その会社で、
あるいは、その社会で、
その組織のなかで、
成功することはないと思って
間違いありません。
「成功の法」
第四章 ビジネス成功法
P117より

2012年08月29日
犯罪者になって・・

数多い転生のなかでは、
犯罪に遭って殺されたり、
逆に自分自身が
犯罪者になってしまったりする
経験をすることもあります。
そのなかで、
悩んだり反省したりして、
深く勉強しなければならないことがあるのです。
その意味では、
いま起きている苦難の原因は、
今回の人生だけを見ても
分からないことがあります。
過去世で積み重ねてきたものまで見てはじめて、
「自分には、こんな犯罪に巻き込まれるような人生勉強が残っていたのだ」
と分かることがあるわけです。
そのように、
人生のなかには、
さまざまな問題が詰まっています。
たとえば、
過去世でにおいて
子供の問題で苦しんだ人は、
今回の人生では、
「子供がいないと、どうなるか」
という経験をすることがあります。
したがって、
人生の苦難に対しては、
「苦しい、苦しい」
と言うだけでなく、
「これは自分に与えられた人生の問題集なのだ」
と思う必要があります。
「生命の法」
第五章 生き通しの生命
P220より
2012年08月28日
こんな経験をするのは・・

本当の自分は、
「この世に生まれる前から輝いていた自分」であり、
「この世を去ったあとも輝いている自分」です。
この「生き通しの自分」
こそ真実であると思えば、
たとえ、
さまざまな試練に遭ったとしても、
「百年に満たない、この世の人生のなかで、いま、自分の魂を鍛えるための経験を積んでいるのだ」
と受け止めることができるのです。
人生においては、
人間関係の苦しみ、
職業の苦しみ、
生活の苦しみ、
病の苦しみなど、
さまざまな苦しみが
襲ってきます。
それに対し、
「一切の苦しみから逃れたい」
と思うのが普通です。
苦しみの渦中にいるときは、
「こんな経験をするのは、もう、こりごりだ。二度と同じような経験はしたくない」
と思うものです。
しかし、
「この人生は、いったい何のためにあるのか」
ということを考えると、
何の経験もしないことが、
ほんとうによいわけではありません。
人間は、
魂の経験を積むために、
この世に生まれてきたのです。
「生命の法」
第五章 生き通しの生命
P204より
2012年08月28日
迷い、悩み、苦しんで・・

宗教には、
さまざま教えがあり、
悟りにも、
いろいろなものがあります。
そのなかで、結局、
いちばん大事なことは何でしょうか。
それは、
「人間の生命は生き通しである」
ということです。
「人間は、この世的、肉体的には、死んだら終わりに見えるが、ほんとうは"死んでも死なない"のだ。その『生き通しの生命』こそ自分の本質なのだ」
と悟ることが大事なのです。
この世で生きている人間には、
さまざまな悩みが生じてきますが、
「自分が生き通しの生命であることを悟った人は一生の宝を得たのと同じなのだ」
と言えます。
ところが、
この世で生きているなかで、
「生き通しの生命」
ということに考えが届かず、
「人間は、この世で迷い、悩み、苦しんで、やがて朽ち果てたら、それで終わりなのだ」
と思っている人には、
この世は
「苦しみの世界」
以外の何ものでもありません。
したがって、
「出発点において、自分自身が、どのような人生観を持っているかによって、人生の幸、不幸は変わるのだ」
と思っていただきたいのです。
「生命の法」
第五章 生き通しの生命
P198より