2012年08月22日
過去世で人に・・

「人間には業(ごう)がある」
と言うこともあります。
「業」は「カルマ」ともいい
比較的、有名な考え方だと思います。
業には
悪い面も良い面も
両方ありうるわけですが、
業は主として
否定的な面で
捉えられることが
多いようです。
ただ、
この業、カルマの思想は、
単に「信賞必罰(しんしょうひつばつ)」
とう観点だけから
捉えてはなりません。
確かに、
過去世で人の生命に
危害を加えた人は、
今世では、
逆の立場に
立つ可能性があります。
しかし、
それは必ずしも
罰ということではなく、
生まれ変わりの際に、
そうした生涯を
自ら選んでくることがあるのです。
自ら体験して
初めて目覚めることがあるので、
あえて厳しい環境を選んで
出てくることもあるわけです。
このように、
人生計画には、
よいことのみは
記されていないのであって、
自分の魂が最高度に発展し、
成長していくために必要な過程が、
必ず踏まえられることになっています。
本人も承知の上で、
そうした人生計画を
立ててくるのです。
『心と体のほんとうの関係』
人生は一冊の問題集
P78より
