2012年08月12日
世界はいくつかの・・

世界はいくつかの国に分かれ、
宗教の違いによる戦争も起きています。
それが、宗教を嫌う理由に使われることも数多くあります。
例えば、
キリスト教とイスラム教の対立や戦争を見ると、
「宗教があるから、こういう戦争が起きるのだ」
ということを宗教嫌いの人は、
すぐに言いたがります。
しかし、私は、
「そういう対立は、宗教によって起きているのではなく、宗教本来の姿や意味が理解されていないがために、すなわち、人間の認識力の狭さゆえに起きているのだ。」
また「宗教について、人間が自分たち中心の理解をしているために、そうした違いが生じているのだ」
と述べたいのです。
すべての文明は、
あるときに起き、
あるときに滅びています。
いろいろなかたちの文明があったでしょう。
いろいろなかたちの宗教があったでしょう。
その違いばかりを強調するのは、
間違いを含んだ考えです。
その違いを考えるよりも、
その中に流れている
「一本の黄金の道」を、
どうか見抜いていただきたいのです。
そして、地球レベルで
人々を導こうとしているものの存在を、
その教えを、
感じ取っていただきたいのです。
「不滅の法」
第一章 世界宗教入門
P55より

2012年08月12日
日本人には・・

日本人には、
まず宗教に対する先入観があり、
それが壁のようになっています。
「宗教を表の世界で扱わないことが常識だ」
というような考え方が日本にはあるのです。
それは、政治的に翻訳すると、
北朝鮮や中国にあるような、
ある種の、宗教に対する
壁に似たようなものです。
それほど厚いものではないかもしれませんが、
「日本には、少なくとも、透明ではない、視界をさえぎる何かが、まだ残っている」
と思わざるをえません。
しかしながら、
あの世は「ある」か「ない」か、
事実は二つに一つです。
宗教が教えていることは何であるかというと、
「この世を去った、あの世の世界は厳然としてある」
「あの世の世界においては、神、あるいは仏といわれる存在、および、神を助けている、天使といわれる存在がある」
また「天国と地獄という、大きく二つに分けられる世界がある」
ということです。
これが世界の宗教では共通観念になっています。
ところが、日本においては、
そういう点を考えることなく、
「人生は有限で、数十年のものだ」
と思って生きている人が数多いのです。
これはおそらく、
「教育」と「マスコミの論調」
によるものであろうと思います。
「不滅の法」
第一章 世界宗教入門
P50より
