2012年09月23日
病院で亡くなる人も・・

R Hensley
なぜ宗教という
分野の仕事があるかというと、
突き詰めて言えば、
結局、
「宗教家、あるいは宗教を担う人たちは、やはり死の専門家でなければいけない」
ということだと思うのです。
いまは、
病院で亡くなる人も多くなって、
死の問題が、
やや医者の仕事のように
なりつつもあるのですが、
根本的に、
医学において
限界があることは明らかです。
「人間の死は、どのようなものであるか」
という医学的な判定基準は、
いろいろ揺れていますが、
霊界の真実を知ると、
医者は、
非常に些細な、
つまらない議論を
しているかのようにも見えます。
ほんとうに
いちばん大事なところが
議論されてないというか、
わかっていない
という感じがするのです。
「身体の問題しか扱っていない」
というところが医学の限界であり、
医者に、
人間の死のほんとう意味や、
死後の世界を
取り扱う能力はないと思われます。
その意味で、
やはり、
宗教の使命というものは、
いまも大きなものがあると思います。
『永遠の生命の世界』
第一章 死の下の平等
P15より