2012年10月02日
だれにも愛されなかった・・

Rudolf Getel
自分の人生を振り返って、
不平不満ばかりがこみ上げてくる人は、
「ゼロからスタートした」
という観点を
いま一度思い出すことです。
そこに原点回帰して、
自分を見つめてみることです。
そして、「ゼロからスタートしたわりには、いろいろなことをやってきたではないか。いろいろな人に恵まれてきたではないか」
ということが分かるようでなければ、
ほんとうではありません。
「自分はとにかく人から悪く言われてきた。だれからも優しくされたなかった」
と言う人は、
目にうろこがかかっている人です。
「これまで生きてきて、自分はだれの好意も受けなかった。だれにも愛されなかった」
と思う人は、
心のレンズがゆがんでいるのです。
心のレンズのゆがみを直して見たときには、
そのようなことは
絶対にないのです。
多くの人の恩恵を受けているのです。
多くの人に愛されてきたのです。
直接的にであれ、
間接的にであれ、
それは事実です。
生きていること自体が
大いなる恩恵を受けているということに
気づかなければいけないのです。
『幸福の原点』
第2章 与える愛について
P48より