2012年11月15日
他人がいなければ・・

brsun
人生の目的の一つは、
他者とのかかわりです。
「他者とのかかわりにおいて自己を知り、また、お互いに影響を与え合う存在として生きていくことを学ぶ」
ということです。
他人は自分の思うようにならないものですが、
いろいろな人がいるということは、
自分自身を教えてくれるという意味で、
ほんとうにありがたいことなのです。
「こんな人が存在するのか。こんな考え方があるのか。こんな性格がありうるのか。」
と、非常に不思議に思うこともありますが、
他の人から逆照射して
自分自身を知るためには、
多様な能力や個性を持った人が
どうしても必要なのです。
それで、
人間は共同生活をしているわけです。
他人がいなければ、
自分自身のことが
まったく分からないのです。
実は、これが、
仏や神といわれる存在が
世界を創った理由でもあります。
仏神は、
相対的な世界を展開することによって、
つまりお互いを
磨き合う世界を創ることによって、
自己認識を深め、
自己の可能性を楽しんでいるのです。
『幸福の法』
第一章 不幸であることをやめるには
P49より



