2012年11月14日
一言で言えば“自己中”です・・

Anthony DeLorenzo
あの世には
地獄といわれる世界がありますが、
死後、この世界に行く人の特徴は
一言で言えば、
“自己中”です。
みな自己中心の考え方をしていて、
自分の立場を
一生懸命説明することには
非常に長けているのですが、
本当に相手の立場にたって、
その人の幸福を考えるということは、
非常に少ないのです。
「自分が犠牲になってでも、その人のために尽くそう」
と思うような人は、
この世界にはまず見当たりません。
また、
地獄にいる人の特徴は、
自ら反省するよりも、
仲間を増やそうとすることにあります。
自分と同じような境遇の人を増やし、
仲間を増やせば、
自分の苦しみが
薄れるような気がするのです。
たとえて言えば、
「自分だけが貧乏なのはつらいけれども、ほかの人も貧乏になれば、気持ちがすっきりする」
というような考え方です。
確かに、
「平等の思想」のなかには、
よいものも当然ありますが、
そのなかには、
もし「みなが不幸になれば、平等でよい」
という考えが入っていたならば、
それも一種の地獄的な考え方であるので、
気をつけなければいけません。
『死んでから困らない生き方』
第二章 地獄からの脱出
P96より



