2012年03月09日
奇跡を感じよう③

何もない

「悩みや苦しみは、自分に何かを教えるために起きるべくしておきているものであり、
それを静かに受け入れる心が大事である」
この世には、偶然なるものは何もないのです。
それを知って下さい。
また、すべてのの問題が、会社の仕事のようなかたちで解決するわけではありません。
その問題を受け入れたときに、実は、その先に道が開けてくるのです。
みなさんは、「なぜ、私にこういう現象が起きたのか」と思うかもしれません。
「自分は、これほど勉強したのに」「自分は、これほど家族を大事にしているのに」
「自分は、これほど親孝行をしたのに」「自分はこれほど美しいのに」
などと思うことは、いろいろあるでしょう。
しかし、それを静かに受け入れてみてほしいのです。
そして、瞑想の時を持ってみてください。
あれこれと分別知で考えるのではなく、心を止めてみてください。
「善か悪か」「プラスかマイナスか」「前か後ろか」
「右か左か」など、分別知によって考え、
「結論を出そう」として焦る心が、
実は、自分を苦しめているのです。
そのときは、まず、一切を受け入れてくください。
判断を下さずに、「今、ここに、自分に対して、宇宙の意志が現れているのだ」
と考えてください。
過ぎてしまえば、その意味がわかってきます。
この世に生きているうちに分かることもあれば、
この世を去った世界に還ってから分かることもあります。
その時期については何とも言えませんが、「一切を受け入れることも、人生における勉強の一つなのだ」
ということを知ってください。
分別知による判断をせず、心を止めてみる

幸福の科学 月刊誌より抜粋